7月9日、鷺森別院本堂で平和を希う念仏者の集いが勤修され、教区内僧侶、門信徒300人が参拝した。
 この集いは、1994年(平成6)7月8日、戦後50年の節目に、和歌山市民会館大ホールで「全戦没者50年追悼法要」が勤修されたのが始まり。それ以降、和歌山教区では、和歌山市大空襲があった7月9日(1945年)に、この日を「平和の日」と位置づけ、いのちの尊厳を守る取り組みとして毎年開催。今回で22回目を迎えた。
 各組から代表者が1人ずつ出勤して追悼法要が勤修され、続いて、東京仏教学院講師、アーユス仏教国際協力ネットワーク理事の本多靜芳さんが「まことの平和と真宗~世の中安穏なれ~」と題して講演。仏さまのみ教えに照らされて自分自身の生き方を深く見つめるとき、自ずとお恥ずかしいなぁという慚愧の念で戦没者と向き合っていくという思いが生まれる。怨親平等のみ教えは、戦争でなくなったすべての命の尊さに目覚めさせる。そして人びとに、命の奪い合いをさせる戦争を再びしない、させないという反戦非戦の決意へと促すのだと参拝者に語りかけた。